新品よりも、10年後のほうがいい。
時の流れにも揺るがない、
普遍的な価値がある家具を作りたいと思います。
ものづくりの出発点は、たった一人を思い浮かべること。
あの人に使ってほしい、と願うこと。
それは家族や友人かもしれないし、
初めて出会った人かもしれません。
どんなふうに家具と暮らすのか。
どんな表情を見せて、どんな仕草で使うのか。
心のありようまでも強くイメージしながら、
手を動かし、形にしていきます。
一人を想えば想うほど、
結果的に多くの人に響くものになる。
矛盾するようですが、そう信じています。
今は、まだヴィンテージじゃない。
その価値の高まりは、
あなたが使うところから始まります。